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豊かな自然と共に歩む柚子の香りをまとう企業 有限会社川津食品
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有限会社川津食品-神の柚子と秘伝のレシピ 有限会社川津食品-神の柚子と秘伝のレシピ

本物の柚子こしょう全国へ有限会社川津食品 [ 大分県日田市 ]

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  • 調味料

九州では調味料としてすっかり定着した感のある柚子こしょう。 近年では全国的な人気も高まり、スーパーやコンビニ等で気軽に購入できるようになりました。昭和36年創業の川津食品はその柚子こしょうをいち早く商品提案し、世に広めた企業として知られています。

代表取締役社長 川津峰之さん

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大分県の小さなまちから、柚子こしょうシェアNo.1の企業へ成長

川津食品が急成長を遂げたのは、柚子を知り尽くし、「柚子殿(ゆずどん)」と呼ばれる名物社長・川津峰之さんが平成16年に、東京という大市場に目をつけたのがきっかけ。
当時ほとんど知られていなかった柚子こしょうは“万能調味料”として大きな反響を呼び、デパートやスーパーで飛ぶように売れたといいます。そこから知名度が上がり、大手食品メーカーが商品化に乗り出すなど、柚子こしょうは全国区の調味料になっていったのです。その下地を作った川津食品は、まさに柚子こしょうのパイオニアといっても過言でありません。
現在は柚子こしょうシェア全国No.1の企業へと成長。令和元年には点在する工場で行なっていた業務を一本化するために環境設備を整えた新工場をつくる等、年間150tほどの生産量は増加の一途をたどっています。

川津食品の柚子こしょう

選ばれる理由。神の柚子と、秘伝のレシピ

川津食品の柚子こしょうは、全国展開するコンビニチェーンのお惣菜につく柚子こしょうの小袋や、柚子こしょう味のスナック菓子、からあげなど驚くほど多くのものに使われています。大手メーカーにこぞって選ばれる理由は単純明快、「抜群に美味しいから」。何十もの柚子こしょうを食べ比べた結果、多くの人が迷いなく川津家謹製の柚子こしょうを選ぶのです。

柚子こしょうの材料は柚子の皮、塩、唐辛子と非常にシンプル。だからこそ素材選びに手を抜くことはできません。川津食品では、柚子も唐辛子も塩も九州産のものを使います。どれも川津社長が自らの目で、舌で選んだ“本物”ですが、中でも「日本一」と言って憚らないのが、熊本県上益城郡の生産者・下田さんがつくる柚子。下田さんは“柚子の神”といわれる人で、そのクオリティたるや、長年柚子の仕入れに関わってきた人が「加工用とは思えない、青果として扱える」と舌を巻くほど。
その神様の柚子のほとんどが川津食品へとやってきます。なぜ、一級品に出会えるのか、なぜそれを仕入れることができるのか。川津社長は「いい仕事をすれば、いい生産者さんに出会う機会が増えます。不思議と引き寄せられるんです。生産者さんと誠心誠意向き合えば、川津さんのために、ともっといいものを提供してくれるようになるし…。結局、人と人とのつながりなんです」と信条をさらり。

集まった柚子は地元のお母さん達が一つ一つ油胞(香りのもと)を潰さないように手剥きし、秘伝のレシピで漬けこまれます。ポイントは青い柚子、少し黄色がかった柚子、きれいな黄色の柚子、完熟の柚子と、時期別の4種類の皮をブレンドしている点。「柚子こしょうは香りが命。青い柚子の香りはフレッシュですが広がらない。ブレンドすることでフレッシュかつ広がる香りが生まれるんです」。

ブレンドの割合は先代から受け継いだ黄金比率。当然社外秘なのかと思えば、「いい柚子こしょうが広まってほしいので、聞かれれば教えます。でも寝かせ方、塩と唐辛子の配合が違うので、同じ味は絶対にでないんですよ」と川津社長。
口に含んだ瞬間、鮮明に広がる柚子の香り、どんな料理の味も引き立てる絶妙な辛味。他とは一線を画す川津家謹製の柚子こしょうは、並々ならぬこだわりから生まれているのです。

熊本県上益城郡の生産者・下田さんがつくる「神の柚子」

一つ一つ油胞(香りのもと)を潰さないように手剥き

九州の“うまい”を全国に発信。社長自ら商品開発も

川津社長の情熱は柚子こしょうづくりだけにとどまりません。九州の生産者とタッグを組み、九州の“うまい”を全国に発信するプロジェクト「TORIKUMIX(トリクミックス)」を手がけています。「九州にはいいものを作る生産者さんが沢山いるのに加工方法や売り方を知らない人が多いんです。その力になりたかった」。
すでに、全国あか毛和牛協会より最高位の三ツ星認定を受けた熊本県の「井信行褐毛和牛」や、佐賀県の「たけおパクチー」等、様々な生産者とのコラボが実現し、注目を集めています。

川津社長自身アイディアマンであることも大きな強み。柚子の皮をすり潰さずカットして使う「粒柚子胡椒」や、東京ビックサイトでグランプリを受賞した甘酸っぱい柚子ごしょう「YUZURICH(ゆずリッチ)」など数々のヒット商品を生み出してきました。近年では地場企業や自治体から商品開発の依頼を受けることも多く、活躍の場はさらに広がっています。

甘酸っぱい柚子ごしょう「YUZURICH(ゆずリッチ)」など数々のヒット商品

柚子こしょうを日本一の調味料にするために

目標は柚子こしょうをわさび、からしに次ぐ地位へ、そしていつか日本一の調味料にすること。美味しいだけでなく、大手メーカーの商品を手がけているため、安定した生産量、安定した品質、工場監査に耐えうる品質管理も折り紙つき。日本一になる下地はすでに整っています。

「うちには営業専門の従業員はいません。社員やパートさんはもちろん、取引先、消費者など、周りがいつの間にかファンになって広めてくれる。人に恵まれているんです」。と川津社長。会社は大きくなりましたが、今も先代の残した「無理はすんな」「農家さんを大切にしろ」「仕事は和気藹々とせにゃ」そんな朴訥な教えを守りながら、日々、生産者、従業員、取引先の皆さんと実直に向き合い続けています。
川津社長が受け継いだもの、歩んできた道、つないできた人の輪が美味しさを生みだす一番の要因といえるのかもしれません。

甘酸っぱい柚子ごしょう「YUZURICH(ゆずリッチ)」など数々のヒット商品

有限会社川津食品

PROFILE

設立年月
昭和36年創業
代表取締役
川津 峰之
事業内容
柚子胡椒・唐辛子加工食品の製造仕入れ販売、商品開発依頼、PB商品、OEM対応

CONTACT

住所
大分県日田市前津江町大野2256番地
TEL
0973-53-2501
FAX
0973-53-2413
メール
info@yuzu-kosyo.jp
HP
https://www.yuzu-kosyo.jp/

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