本当においしいコーヒーで世界中にスマイルを！株式会社三洋産業 ［ 大分県別府市 ］

おいしいコーヒーを届けたい―。プロも認める自社ブランド｢CAFEC｣

自家焙煎コーヒーやオリジナル器具を手がけるコーヒー業界のパイオニア。その仕事は自家焙煎珈琲店やカフェなどからの委託焙煎、ドリップコーヒーの製造、オリジナルコーヒーの開発など幅広く、飲食店を支える存在として全国に知られる企業です。
また、独自の技術や製法は世界からも注目を集めており、世界35ヵ国との取引もあります。フィールドは卸売だけにとどまらず、スペシャルティコーヒーを提供する｢珈琲豆処夢珈(ゆめか)｣や、県産食材を提供するレストラン｢滋味創菜 百膳の夢｣の２つの飲食店も展開。おいしいコーヒーを知ってもらうための発信にも力を入れています。

全ての仕事は、｢たくさんの人に、本当においしいコーヒーを知ってほしい｣という思いにつながっています。｢コーヒー好きはたくさんいるのに、自分で淹れるのは難しいと思っている人が多い。自宅で誰でも簡単に最高の一杯を飲んでほしいんです｣と、商品開発の原点を語る中塚社長。
おいしいコーヒーを簡単に淹れるための関連商品をつくるべく、2016年に自社ブランド｢CAFEC(カフェック)｣を立ち上げました。着目したのがドリッパーとペーパーフィルターの形です。
本来の香りや味わいを最大限に発揮するために必要なことのひとつが、淹れる際に粉を充分に膨らませて蒸らし、最適なスピードで抽出すること。これを可能にして、さらに1点集中で抽出できる円錐型にすれば、素人でも簡単においしいコーヒーを淹れられると気づき、独自に円錐型のドリッパーとペーパーフィルターを開発しました。

CAFEC商品のユーザーにはカフェや飲食店を営むコーヒーの専門家も多く、日本のみならずアジア、ヨーロッパ、北米、南米、中東など世界中に広がっています。

焙煎からパッケージまで。PB商品の開発もサポート

日頃、家庭や職場でコーヒーを楽しむ人にとって身近なドリップパック。これを開発したのは、三洋産業なんだそう。本格的な味を誰でも手軽に楽しめる画期的な商品として海外でも人気をあつめ、注文が殺到。豆選びや高い焙煎技術、コーヒーに合わせたペーバーフィルターの製造など、おいしいコーヒーを届けるために妥協を惜しまない商品開発への熱意が生んだ成果といえます。

専門家からの信頼も厚く、全国各地のコーヒーショップやカフェ、レストランなどで販売しているPB商品の中には、三洋産業がサポートしているものも少なくありません。通年販売するPB商品をはじめ、クリスマスなどのシーズン商品や周年記念品、ギフトの提案など事例は数え切れないほど。｢同じコーヒーを扱う仲間として業界のさらなる発展のサポートをしたい(中塚社長)｣。コーヒーを知り尽くした三洋産業のこだわりは、着実に広がりを見せています。
｢仕入れ、製造、パッケージまでできるワンストップ企業だからこそ様々な要望に応えられるのが私たちの強み。小さなカフェから大きな企業までサポートできる体制を整えています｣と中塚社長。最近では、スペシャルティコーヒーを使ったコーヒーゼリーをつくりたいという要望が届き、その開発をスタートしているそう。他社との連携で、これまでになかった新しい商品の開発にも積極的です。

また2001年に有機農産物加工食品製造業、2005年に有機農産物加工食品小分け業の認定を取得するなど、おいしさだけでなく高い技術力で安心・安全を徹底しています。

業界発展に向けて普及活動にも尽力

企業メッセージとして『その先にあるコーヒースマイルを』を掲げる三洋産業。｢おいしいコーヒーを飲むと笑顔になり、毎日が豊かになる。コーヒーで世の中を明るくしたいんです｣。生き生きとした表情でコーヒーについて語る中塚社長。
自身もコーヒーが大好きで、最高のクオリティを求めて試行錯誤を繰り返してきたからこそ、その信念は誰よりも強くて壮大。ライフワークのひとつとして、専門家向けのセミナーや一般向けにコーヒーの淹れ方教室を主宰するなど、自ら全国･世界各地を飛び回り、“本当においしいコーヒー”の普及にも尽力しています。

カフェやレストランなど飲食店の開業サポートもおこなっていて、機械や器具選び、焙煎方法、商品開発に至るまで、おいしいコーヒーを広げるためであれば情報や技術の提供は惜しみません。また三洋産業ではセントラルキッチンを完備し、食事の提案や製造も可能。飲食店を様々な角度からサポートできるトータルコーディネーターでもあります。｢コーヒーはおまけではなく食事の一部。食後のコーヒーまでしっかりこだわる飲食店がもっと増えてほしいですね(中塚社長)｣。夢のあるコーヒー専門店を目指して挑戦は続きます。