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3日間の眠りから覚めました。_ほっとコミュニケーション株式会社(春日屋) 3日間の眠りから覚めました。_ほっとコミュニケーション株式会社(春日屋)

米にこだわり健康とおいしさを届けるほっとコミュニケーション株式会社(春日屋) [ 大分県玖珠郡九重町 ]

  • カテゴリ
  • 農産物加工

地元・玖珠産の玄米で作る、発芽酵素玄米を専門に取り扱う『ほっとコミュニケーション』。丸一日浸水させてから圧力釜で炊き上げたものを、3日間寝かせる(熟成させる)ことで、体に良くてモチモチおいしい「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」が完成しました。1食分に100mgのGABAを含んだものは、血圧が高めの方の血圧を低下させたり、毎日の活力の低下を軽減させる効果もある機能性表示食品。健康志向の方にとても好評です。

社長 豊田治行さん(左)、専務 豊田将大(しょうた)さん

社長 豊田治行さん(左)豊田将大(しょうた)さん

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旅館として創業 玄米で旅人の体を気遣う

玖珠郡は、古くから米や麦の栽培が盛んな大分県の穀倉地帯。そんな田んぼに囲まれた場所で、『ほっとコミュニケーション』は旅館『春日屋』として創業しました。「すぐ横に田んぼがあって、そこで作ったお米の玄米ごはんをお客さんに出していてね。幼い頃、祖父と父がやっていた旅館のことやお米の記憶がすごく心に残っているんですよ」と、豊田治行社長。

当時、旅館は行商の方々の拠点の場になっていたといいます。「中津や日田、小国にも行ける地域なので、行商の人が多くてね。そんな方たちの体のことを考えて、おそらく祖父は玄米を出していたんじゃないかなと思うんです」。

時代の変化に伴い、豊田社長の父親である2代目が、釜飯がメインの飲食店に移行。その後、豊田社長が3代目を継いでからは、うどんがメインの飲食店として店舗を拡大していました。そんな中、豊田社長は世の中が健康志向の流れに向かっていると思うようになります。自家製の豆腐を作ってメニューに加えたり、地元の食材を意識して多く使ったり。本店横に天然酵母を使ったパン店を構えたこともありました。

旅館『春日屋』として創業。現在も、サイトなどでは『春日屋』ブランドで発芽酵素玄米を販売している

旅館『春日屋』として創業。現在も、サイトなどでは『春日屋』ブランドで発芽酵素玄米を販売している

旅館『春日屋』時代から、宿泊客の健康を考えて玄米ごはんを提供していた。写真は、看板商品の「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」

旅館『春日屋』時代から、宿泊客の健康を考えて玄米ごはんを提供していた。写真は、看板商品の「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」

農家さんと二人三脚 残留農薬ゼロにこだわる

「今後は健康志向でいきたい」。そんな想いと共に蘇るのが、幼い頃からずっとそばにあった田んぼとお米のこと。「地元の農家さんと一緒に歩んでいきたい」という強い思いもあり、7年ほど前から発芽酵素玄米の製造に取り組み始めました。

当初からこだわっていたのは、地元・玖珠産のおいしいお米を使うこと。ネットなどで発売するようになると購入者の健康志向や安全志向を目の当たりにし、収穫時に“残留農薬ゼロ”のお米だけを使うようになります。

栽培は地元の農家さんに依頼していますが、お米は無農薬で育てるのがとても難しい作物の1つ。地元の農家さんに「低農薬で育ててほしい」とお願いした時も、納得してもらうのには時間がかかったとか。「農家さんには、私たちが作っていく発芽酵素玄米のこだわりや想いを伝え、栽培方法も提案しながら、徐々に『一緒にやっていきたい』と思っていただけるようになりました」と社長。その想いに賛同し、低農薬で育て、収穫時には残留農薬ゼロのお米を栽培してくれているのが松木農園さんです。

自慢の発芽酵素玄米の原料は、地元・玖珠で作られ、「おいしい」と評判の「ひとめぼれ」

自慢の発芽酵素玄米の原料は、地元・玖珠で作られ、「おいしい」と評判の「ひとめぼれ」

豊田社長(左)と、社長の想いに賛同し、低農薬でお米を育ててくれる松木農園の松木さん。今年から、無農薬の新たな栽培方法にもチャレンジする

豊田社長(左)と、社長の想いに賛同し、低農薬でお米を育ててくれる松木農園の松木さん。今年から、無農薬の新たな栽培方法にもチャレンジする

無農薬の新たな栽培法にも着手

今年からは、鉄ミネラルを導入することに。元京都大学大学院助教の野中鉄也さんが開発した農薬を使わずにお米を栽培する方法で、九州では初の試みです。肥料も使わないため、もちろん残留農薬もありません。松木農園さんと共に栽培方法などを学び、今年から実際の栽培にトライします。

この鉄ミネラル栽培のアイデアを取り入れたのは、豊田社長の息子で4代目となる将大(しょうた)専務。「野中先生から鉄ミネラルの話を聞いた時、農家さんの負担も減るし、肥料代も減るし、お米の付加価値も上がる。さらに田んぼに生き物も帰ってくると聞いて、これは素晴らしい!と。『やるべきだな』と思ったんです」。

「お米に付加価値をつけ売っていくことによって、農家さんの所得も上げていきたい」という願いも叶える、大きな一歩になりそうです。

「購入していただくお客さまの健康を考え、無農薬の安心・安全で、おいしいお米を使いたい」と、残留農薬ゼロの玄米しか使わない

「購入していただくお客さまの健康を考え、無農薬の安心・安全で、おいしいお米を使いたい」と、残留農薬ゼロの玄米しか使わない

自慢のお米に手間暇をかけ おいしい玄米ごはんが完成

熱い想いが込められた看板商品の「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」には、原料だけでなく、試行錯誤を重ねた作り方にもこだわりが詰まっています。

まずは玄米を洗米。最初はお湯に浸け、玄米を“発芽モード”に導き、その後水に変えて計24時間浸水させます。この時使うのは滅菌した井戸水浸水させた玄米と井戸水、そこに北海道産の上質な小豆と大分県佐伯市で作る天然塩を加え、圧力釜で炊き上げます。

しかしこれで完成ではありません。炊き上がった発芽玄米を保温ジャーで75°に保ち、3日間寝かせます寝かせて熟成させることで、玄米はより食べやすくおいしくなり、消化も良くなります。熟成することで、植物性乳酸菌も発生しているとか。「玄米を圧力鍋で炊いたとしても、モチモチ感はなかなか出ないんです。ですからどうしても食べにくい状態は残ってしまいます。3日間寝かせるうちに、小豆の色もより定着してきれいな小豆色になり、モチモチ感が出てくるんですよ」。いい素材に手間暇をかけるからこそ、おいしい「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」が完成するのです。

玄米には元々ABA(アバ)と呼ばれる「発芽抑制因子」を持っている。ABAはミネラルの吸収を阻害するなど、人の体に良くない働きをするため、24時間浸水してABAを取り除いてから炊き上げる

玄米には元々ABA(アバ)と呼ばれる「発芽抑制因子」を持っている。ABAはミネラルの吸収を阻害するなど、人の体に良くない働きをするため、24時間浸水してABAを取り除いてから炊き上げる

3日間寝かせている間は、毎日1回、空気を含ませるように人の手で混ぜる。この手間を惜しんでは、体に良くおいしい「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」は完成しない

3日間寝かせている間は、毎日1回、空気を含ませるように人の手で混ぜる。この手間を惜しんでは、体に良くおいしい「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」は完成しない

GABAやモリンガ入りは 健康効果もアップ

モチモチ食感で、まるでお赤飯のような「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」は、「血圧が高めの方の血圧を低下」や「毎日の活力の低下を軽減する」ことが科学的に証明されている、“機能性表示食品”でもあります。ここで大きな役割を果たしているのがGABA。「いいちこ」などで知られる『三和酒類』で作られている県内産のGABAと一緒に炊き上げ、1食分中に100mgGABAが配合されています。

さらに、栄養がたっぷりのスーパーフードとして知られる「モリンガ」の粉末が入った『モリンガ発芽玄米ごはん』もラインアップ。小豆ではなく大豆を使うことでモリンガの緑色を生かして仕上げ、「肌弾力」と「睡眠の質」が改善される機能性表示食品でもあります。「女性には、この『モリンガ発芽玄米ごはん』が人気だそう。

1日1食を「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」に置き換えることで、健康な毎日が過ごせるように

1日1食を「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」に置き換えることで、健康な毎日が過ごせるように

左が1食分中に100mgのGABAを配合した「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」、右が睡眠の質の改善も期待できる「モリンガ発芽玄米ごはん」

左が1食分中に100mgのGABAを配合した「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」、右が睡眠の質の改善も期待できる「モリンガ発芽玄米ごはん」

おいしい発芽酵素玄米で 地域にも貢献したい

現在は、社長から専務への事業承継の準備も進めている最中。改めて家業の歴史や、創業者である曽祖父から続く想いを知ったという将大専務は「会社が一番に思っているのは、地域のこと。『地域のために』っていうところは、ひいおじいちゃん、おじいちゃん、父親と繋がっています。僕も、この想いをしっかりと次に繋げていかないといけないなと思っています」。

引き続き、個人向けのレトルトや冷凍の発芽酵素玄米の販売を続けていますが、現在は業者向けの、炊く前の発芽酵素玄米も開発し試験販売中。業務用に対応した新工場も完成したばかりです。

今後は、健康を考えたメニューを提供する老人介護施設やお弁当屋さん、社員食堂などを想定し、おかずも加えてカロリーやGABA値なども算出した、献立も提案していく予定。機能性表示食品でもあるため、「連続で4日食べると血圧が下がる」というようなGABAの効果をわかりやすく伝えながら、「健康志向の飲食業への提案ができれば」とも考えているそう。さらに、海外への展開も思案中です。

血圧を下げたり肌が綺麗になったり、そんな健康や美容の機能が明示されている玄米ごはんが、モチモチでとてもおいしくて、扱いも簡単。さらに、その玄米を育てる地元の農家さんや地元にも貢献できる。未来と健康を考えた「3日間寝かせ発芽酵素玄米ごはん」が、緑豊かな玖珠から日本中へ、そして世界へ。親子の“おいしい”のために手間暇と情熱をかける毎日は、これからも続きます。

常温のレトルトタイプと冷凍タイプがあり、どちらもレンジでチンすればOK。職場で食べられるお弁当のごはんとしても重宝する

常温のレトルトタイプと冷凍タイプがあり、どちらもレンジでチンすればOK。職場で食べられるお弁当のごはんとしても重宝する

洗米せずそのまま炊飯すれば「発芽酵素玄米」が完成する、BtoB用商品。オーダーにより、梱包量は調整が可能

洗米せずそのまま炊飯すれば「発芽酵素玄米」が完成する、BtoB用商品。オーダーにより、梱包量は調整が可能

ほっとコミュニケーション株式会社(春日屋)

ほっとコミュニケーション株式会社(春日屋)

PROFILE

設立年月
2002年5月15日
代表取締役
豊田 治行
事業内容
「3日寝かせ発芽酵素玄米」、「モリンガ発芽玄米ご飯(機能性表示食品)」、「3日寝かせ発芽酵素玄米+GABA(機能性表示食品)」等の製造・販売

CONTACT

住所
大分県玖珠郡九重町栗野1140番地の1
TEL
0973-76-3756
FAX
0973-76-3757
メール
info@kasugaya.shop
HP
https://www.genmai-kouso.com/

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