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株式会社まるひで 株式会社まるひで

大分県の食文化、魅力発信の窓口として株式会社まるひで [ 大分県大分市 ]

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  • 畜産食料品

昭和51年の創業以来、“誠心誠意”をモットーに成長を続け、現在は約30店舗の直営精肉店・テナント運営、業務用肉の卸、飲食店運営など幅広い業務を行っている。 肉質には一切の妥協なし。自社牧場で牛を肥育し、自社工場で加工するワンストップの生産・流通システムを構築するなど、美味しさはもちろん、安全面にも徹底的にこだわっている。また、グループ会社として、宿泊・観光業、青果卸売市場の運営、酒類の卸・小売なども手がけており、「大分県の食文化、魅力発信の窓口」といっても過言ではない。

代表取締役社長 小野晃正さん

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精肉店の運営から宿泊・観光業まで幅広く展開

食肉業界において大分県を代表する企業のひとつである『まるひで』は、昭和51年に小さな精肉店からスタートし、時代や消費者のニーズに合わせて業容を拡大しながら順調に歩みを進めてきました。現在は大分県下のスーパーやデパートに約30店舗の直営精肉店やテナントを展開するほか、病院や学校への業務用肉の卸、飲食店の運営など“食”に関する幅広い業務を行っています。

また、平成13年には宿泊・観光事業にも進出。グループ会社としてホテル・旅館、観光牧場、温泉、スポーツ合宿センターなど様々な施設を運営し、県内外の観光客から人気を集めています。

他にも大分県で最大の青果卸売企業である丸果大分大同青果の運営、酒類の卸・小売など手がける事業を挙げればきりがありません。同社は一企業の枠を超え、“大分県の食文化、魅力発信の窓口”として大きな存在感を放っています。

自社で牧場、加工工場を持ち、美味しくて安心・安全なお肉を提供しています。

全ての原点は「美味しい和牛を食卓に届けたい」という想い

『まるひで』の始まりは戦後間もない頃までさかのぼります。「家業の養豚業を手伝っていた父(現会長 小野秀幸さん)が生活のために関西の食肉学校で事業の基礎を学び、地元に小さな精肉店を出したのが始まりです。もう半世紀近く前かな。最初は父が配達も行うなど、なかなか大変だったようです。その後、紆余曲折を経て、大手スーパーへの出店のご縁をいただき、一気に店舗数を増やすことができました」そう話すのは社長の小野晃正さん。創業者である会長のモットーは【何事にも誠心誠意向き合う】。どんなに大変な時であってもこのモットーを貫き、信用を積み重ねたからこそ、飛躍のきっかけになった大手スーパーをはじめ、多くの良いご縁に恵まれたのだといいます。

そんな同社は生肉販売の先駆けでもあります。「創業当時、大分県では冷凍肉の販売が主流でした。今のような冷凍技術はありませんから、冷凍と生の味の違いは明らか。味にこだわる父は妥協できなかったようです。生肉提供にあたり、関西で学んだ技術が随分役立ったと聞いています」。

冷蔵肉の流通システムは確立されておらず、保管技術も発展途上。そんな状況の中でリスクを背負いながらも生肉販売に踏み切ったのは“美味しいものを届けたい”という純粋で強い想いがあったからに他なりません。その想いは現在も受け継がれ、全ての事業の基盤になっています。

社長の小野晃正さん。創業者である父・小野秀幸さんの想いをしっかりと受け継いでいます。

自社牧場で育てるこだわりの豊後牛

会長がこだわったのは、味わいだけではありません。安全・安心なお肉を提供したいと、自社牧場の運営にも着手。現在は「ゆふいん並柳牧場」「くじゅう高原牧場」など4箇所の農場で牛を繁殖・肥育し、自社工場で加工するワンストップの生産・流通システムを確立しています。

自社工場で加工するワンストップの生産・流通システムを確立

本社敷地内にある加工工場

業務卸部を通じて県内各地にお肉が届けられます。

「牛の肥育に関しては特別なことはしていません。ただ、牛に対しても“誠心誠意”向き合っています。日々のお世話に手を抜かず、愛情を持って育てれば牛は必ず応えてくれますから」。

自社牧場で“誠心誠意”育てているのは主に豊後黒毛和牛。霜降りの入った柔らかな肉質と、まろやかでとろけるような舌ざわり、ほどよい甘みが特徴で、全国的にも高く評価されています。また、自社ブランドとして豊後黒毛和牛の中でも4等級以上のものを「湯布院牛」、3等級以上の雌牛を「久住高原牛」と名付けており、どちらも旨み、さし(霜降り度)、香りが揃った逸品として人気を集めています。

さらに、4年ほど前からは近年需要が高まっている赤身肉用に熊本のあか牛の肥育もスタート。地域の生産者と連携しながら、美味しくて、安心・安全なお肉の提供を目指し、日々奮闘しています。

湯布院、久住に4箇所の自社牧場があり、愛情を込めて牛の繁殖・肥育を行っています。

店舗販売、卸、飲食店や旅館・ホテルで提供するのは主に大分県産の黒毛和牛である豊後牛・おおいた和牛(湯布院牛、久住高原牛)ですが、顧客のニーズに応じて柔軟に対応しているのも特徴です。

「お客様が求めるのは美味しさだけではありません。希望の産地やご予算などご要望に応じて、全国各地から最適なものを仕入れています。様々な要望にお答えできますので、まずは気軽にご相談ください」。

こだわりの自社生産品に加え、長年のネットーワークを活かした仕入れが大きな強みになっています。

地域に根ざし、地域に必要とされる企業であり続けたい

『まるひで』は小売も、卸も県内の顧客がメイン。ネット販売やカタログギフトも積極的に展開している訳ではなく、あくまで自社が運営する施設(ホテルや旅館、飲食店など)を利用した方が“もう一度まるひでのお肉が食べたい”と思った時の窓口として設けているのだといいます。「こんなに美味しいんだからもっと積極的に県外展開をすればいいのに、というお声をいただくことも少なくありません。ありがたいのですが、私たちが一番大切にしているのは信頼関係です。顔が見えない業者を信頼することができるでしょうか。特に卸ともなれば尚更です。もちろん、ご要望があればできるだけ対応できるようにしていますが、今後も地域に根ざし、大分県の食文化、魅力発信の窓口として堅実に頑張りたいと思っています」。

社長に就任して3年目の小野さん。まっすぐで実直な言葉には創業者である会長から受け継いだ“誠心誠意”の4文字がしっかりと根付いています。

株式会社まるひで外観

株式会社まるひで

PROFILE

設立年月
平成3年6月(創業は昭和51年10月)
代表取締役
代表取締役: 小野晃正
事業内容
事業内容: 食肉小売・業務用卸・畜産農業・食肉加工

CONTACT

住所
〒870-0319 大分市大分流通業務団地1丁目3番6
TEL
097-524-3711
FAX
097-524-3712
HP
http://www.maruhide.info/

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