閉じる
メルマガだけのお得な情報満載!大分の食にまつわる旬な情報をいち早くお届けします。たすきのメルマガ。無料会員登録はこちら。
個別相談依頼は
こちら
株式会社Log Style-【必然】かならずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと。 株式会社Log Style-【必然】かならずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと。

人気辛麺屋が手がける『必然』 から生まれたニラ醤油株式会社Log Style [ 大分県大分市 ]

  • カテゴリ
  • その他食品関連事業

社長自身が以前から大ファンだったという宮崎県民のソウルフード「辛麺」を大分県民にも知ってもらうために会社を創業したのが2013年。順調に店舗数を増やしながら、近年開発したオリジナル商品『必然のニラ醤油』も注目を集めています。

代表取締役社長 時松秀史さん

代表取締役社長 時松秀史さん

この記事をシェアする

「必然のニラ醤油」誕生のきっかけは「もったいない」の思い

2013年、大分県第1号店となる大分本店が誕生した『元祖辛麺屋桝元』。大分県での運営を担っているのが株式会社Log Styleです。宮崎県発祥の辛麺は、辛さの中に旨みを凝縮したスープに絡むこんにゃく麺、食欲をそそるニンニクの香りに、シャキシャキのニラとふんわり卵―。まさに“渾然一体”のおいしさを求めて、連日多くのお客様が訪れる人気店として駆け抜けてきました。現在では他に大分南店(大分市光吉)、別府店(別府市鶴見)の全3店舗を運営しています。

辛麺の名脇役として欠かせない「ニラ」は、全国でも上位の生産量を誇る大分県産のものを使用していますが、茎の部分は汚れを落とすのに手間がかかり、異物が混入する可能性も高いことから、これまでは廃棄せざるを得ませんでした。「ずっともったいないなとは思っていて…有効活用の方法を考えていました」と時松社長。
スタッフがまかないの一品として、廃棄予定のニラの茎を使用して様々な試行錯誤の末、他にはない「ニラ醤油」ができあがりました。店で無料試食を実施してみるとお客様からも好評で、ついに2020年に商品化。

「きっかけはもったいないという思いからですが、生まれるべくしてできあがった商品のような気がします。だから商品名は“必然のニラ醤油”にしました(時松社長)」。いくつもの必然が重なって生まれたオリジナル商品は、ごはんのおともにはもちろん、卵かけごはん、冷やっこ、うどん、刺身など、何にでも合う万能調味料として人気を博しています。

Log Styleのニラ醤油

Log Styleのニラ醤油

大分産を凝縮した手作りの味が、TVをきっかけにさらに飛躍。

ニラ醤油に使われる材料は大分県産にこだわりました。特においしさの大きな要素をにぎる醤油は、時松社長自ら様々な県産醤油を吟味。その結果、深い味わいと甘みが特徴的ながらニラの風味をひきたてる麻生醤油(大分県九重町)の甘口だし醤油と出合い、 “メイドイン大分”の商品として販売しています。
「まずはお客様に知っていただこう」と、来店のお客様には50円で食べ放題(試食は無料)を実施し、現在も継続中。餃子やごはんに合うと人気をあつめ、買って帰るお客様が増えたといいます。店頭販売だけでなくネット販売でも少しずつ知られはじめてきた2020年9月、全国ネットのバラエティ番組でニラ醤油が紹介されました。出演していた大手スーパーの社長からも絶賛され、ついに全国で知られる話題の商品に。現在では店頭とネットでの販売を合わせると、月に2000本以上売り上げる人気商品になりました。以前から、「大分県の桝元として、オリジナルの味を広げるために物販の充実を図りたいと思っていました」という時松社長の思いが実ったといいます。
製造はほとんどの行程が手作業で行われます。まずニラ専用の洗浄機を使って汚れを落とし、手作業でニラを細かくカット。醤油とあわせて瓶詰めし、加熱殺菌をしたのちに約1週間寝かせてできあがり。
特にニラをカットする作業は難しいそうで、「丸ごとのニラをカットするのは簡単ですが、私たちが使うのは茎の部分だけ。短いものを細かくカットするのは、コツが必要なので大変なんです」。
手間のかかる作業ですが、機械を使わずにあえて手作業で行うことで、手作りのおいしさを大切にしています。また、作業手順や確認事項を見える化するなど、HACCPに沿った衛生管理にも徹底的に取り組み、生産量の拡大に向けて体制を整えています。

来店のお客様は50円で食べ放題(試食は無料)

来店のお客様は50円で食べ放題(試食は無料)

大分県産にこだわったニラ

大分県産にこだわったニラ

機械を使わずに手作業でニラをカット

機械を使わずに手作業でニラをカット

大分県の作り手を盛り上げ、雇用を生む商品を

ニラ醤油を作る当初の目的は、“廃棄される材料を有効活用すること”だったため、その生産量は店頭でのニラ消費量によって左右されます。しかし、全国で注目を集めはじめた今、さらなる生産量の拡大を見越しているそうです。「この商品を通して、大分県が全国に誇るニラの産地であることを知ってほしい。そしてニラの消費拡大にも一役買えれば」と時松社長。そのために、茎だけでなく葉の部分も使った新たなニラ醤油の開発に着手しています。

また、会社設立当初から、「働く人とその家族の笑顔」を大切にしてきた時松社長。現在はニラのカット行程を就労支援施設の利用者に依頼するなど福祉との連携も視野に、雇用創出の拡大にも力を入れていきたいと意気込んでいます。「製造量が増えれば人材も必要。多くの人の働く場が増えると同時に、材料の消費拡大も実行できます。製造を通して、みんなが笑顔になれる商品を作りたいですね」と時松社長。ニラに限らず、他の県産食材を使ったオリジナル商品の開発にも積極的に取り組みたいといいます。大分の農家や生産者と一緒に業界を盛り上げたいという思いも強く、地場企業とのタイアップにも積極的です。

株式会社Log Style

PROFILE

設立年月
2013年9月
代表取締役
時松 秀史
事業内容
「元祖辛麺」の調理・提供
「元気」の提供
「夢」の提供

CONTACT

住所
大分県大分市松原町1丁目3番2号
TEL
097-578-7328
HP
https://logstyle-oita.com/

この記事をシェアする