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セ・デュ・ナナン
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C’est du nanan-甘さ広がるおこめのおかし。未来を想うやさしいおかし。 C’est du nanan-甘さ広がるおこめのおかし。未来を想うやさしいおかし。

「心も体も元気にしたい」未来を思う、やさしいお菓子C’est du nanan (セ・デュ・ナナン) [ 大分県宇佐市 ]

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  • その他食品関連事業

世界農業遺産にも指定されている宇佐市に店を構える米粉菓子専門店。『大切な人に食べてほしいもの』への思いからたどり着いた完全グルテンフリーのお菓子は、アレルギーを持つ人はもちろん、米粉ならではのおいしさを求めるファンも多数。東京店での展開やネット販売などを通じて、米粉菓子の魅力を発信しています。

代表取締役社長 石原智恵子さん

代表 石原智恵子さん

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大病を機に意識した“食”の大切さ

自然の中に溶け込みながらも存在感を放つかわいい一軒家。「祖父が残してくれた建物なんです。せっかく残してくれた場所ですから、祖父の願いでもあった“地域の人が集まれる場所”をつくりたくて」と、生まれ育ったこの場所に店を構えた理由を教えてくださった代表の石原智恵子さん。

30年以上看護師として働き、介護施設など福祉の仕事にも携わっていた石原さん。元々お菓子づくりが好きで、地域の道の駅などで手づくりお菓子を販売していたこともあったそうです。

『食の大切さ』を意識しはじめたきっかけは、ご自身の大病だったといいます。「それまでは食に対して、特にこだわりが強かったわけではないんです。病気をして、食べものがいかに体にとって大切かを改めて実感しました」。幸いにも体調は回復し、念願だった「心も体も元気になる食事を楽しめるカフェ」をオープンしたのが2014年のこと。地元の有機栽培野菜を中心に、栄養バランスに配慮した食事を提供。子どもからお年寄りまで誰もが立ち寄れるカフェには、地域の人はもちろん、県内外からもお客様が訪れていたそうです。

母としての思いと、パティシエの技術で誕生した、米粉のお菓子

お子さま連れのお客様から、「子どもがアレルギーだから、この食材を使わない料理をお願いできますか?」というリクエストが多いことに驚いたそうです。特に多かった食材のひとつが『小麦』でした。小麦アレルギーを持つ子どもがおいしく食べられて、より体にやさしいものを提供したいという考えから“グルテンフリー”に注目しはじめた頃、パティシエの中井緑さんとの出会いによって、思いが形になりはじめました。お菓子づくりがカフェの原点ともいえる石原さんの「大切な人に安心して食べさせられるものを」という思いも重なり、完全グルテンフリーの米粉菓子づくりに着手。米粉菓子専門店へと形態をシフトしていきました。

2021年には東京・港区麻布台に『C’EST DU NANAN TOKYO』をオープン。3人の娘さんが石原さんの思いを受け継ぎ、米粉菓子の魅力を発信しています。

2021年には東京・港区麻布台に『C’EST DU NANAN TOKYO』をオープン

2021年には東京・港区麻布台に『C’EST DU NANAN TOKYO』をオープン

最上級米粉と大分県産素材の組み合わせで、「体に良くておいしい」を実現

米粉は、鹿児島県にある完全グルテンフリー工場で製造されている最上級のプレミアム米粉など数種の米粉を使い分けています。洋菓子は一般的に小麦粉が使われることが多いため、米粉でのお菓子づくりは試行錯誤の連続でしたが、パティシエの技術と知識、そして石原さんの熱意が実り、さまざまな米粉のお菓子が誕生。さらに、沖縄のきび砂糖、放し飼い卵など、米粉以外の材料も厳選しています。製造場所も完全グルテンフリーの環境を整えて、『本物のグルテンフリー』を実現しました。

職人の手でひとつひとつ丁寧につくられる米粉菓子は、保存料や合成香料、着色料は一切使われていません。代表菓子といえば、『御米の発酵バターサンド』。ほろほろほどける繊細な食感の米粉サブレに、発酵バターを使ったクリームをサンドしたお菓子です。
また、年齢を問わず楽しんでほしいという思いから生まれた和の米粉菓子『御米どら焼き』も人気で、米粉ならではのもっちりとした生地に、有機栽培の小豆と黒糖を使った餡が相性抜群です。
他にも、ダックワーズ、米粉のケーキ、マドレーヌなど種類豊富です。

「体に良いことと、おいしさの両立は難しかったです」と石原さんが話すように、グルテンフリーのお菓子は、「体には良いけど食感が苦手」など、マイナスイメージを持つ消費者も。そんなイメージを覆すおいしさを追求した結果、米粉だから表現できるおいしさと体へのやさしさの両方を備えたお菓子として、ファンも増えてきました。

また、大分県内の素材を使うことも意識しています。地元宇佐市の特産品として有名な黒大豆「宇佐クロダマル」や、杵築市の有機抹茶、臼杵市の有機生姜などを採用。大分県だからつくれる米粉菓子によって、大分県全体を盛り上げたいという思いもあるといいます。

代表菓子といえば、『御米の発酵バターサンド』

代表菓子といえば、『御米の発酵バターサンド』

年齢を問わず楽しんでほしいという思いから生まれた和の米粉菓子『御米どら焼き』も人気

年齢を問わず楽しんでほしいという思いから生まれた和の米粉菓子『御米どら焼き』も人気

米粉だから表現できるおいしさと体へのやさしさの両方を備えたお菓子として、ファンも増えてきました

米粉だから表現できるおいしさと体へのやさしさの両方を備えたお菓子として、ファンも増えてきました

地元宇佐市の特産品として有名な黒大豆「宇佐クロダマル」や、杵築市の有機抹茶、臼杵市の有機生姜などを採用

地元宇佐市の特産品として有名な黒大豆「宇佐クロダマル」や、杵築市の有機抹茶、臼杵市の有機生姜などを採用

米粉菓子とのペアリングを考えた、こだわりのフェアトレードコーヒー

東京店では、CQI認定Qグレーダー竹中秀人さん監修のもと焙煎士兼バリスタが手がけるスペシャルティコーヒーを提供しています。農薬不使用のフェアトレードコーヒーを生豆で仕入れ、日本製のセラミックロースターで自家焙煎。すっきりとした飲み口ながら華やかな香りが広がり、米粉菓子との相性も抜群です。フェアトレードコーヒーを採用している理由は、「少しでも社会問題の解決になれば」という思いから。米粉菓子とコーヒーのペアリングによっておいしさの相乗効果を生みながら、お客様が自然と社会問題を考えるきっかけにもつながっています。

東京店では、CQI認定Qグレーダー竹中秀人さん監修のもと焙煎士兼バリスタが手がけるスペシャルティコーヒーを提供

東京店では、CQI認定Qグレーダー竹中秀人さん監修のもと焙煎士兼バリスタが手がけるスペシャルティコーヒーを提供

豊かな未来を見据えた取り組みで、次世代につなぐやさしい世界

環境負荷の少ない方法で生産された食材を使ったり、プラスチックから紙製容器への変更を推進したり、マイボトル持参サービスを実施したり。さらに東京店では、販売しているお菓子やコーヒーの売り上げの一部が寄付される仕組みを構築するなど、やさしい社会づくりへの取り組みを続けています。子どもや孫の世代へ豊かな未来をつなぐための取り組みが、少しずつ、けれど着実に広がっています。

「宇佐から東京へと、米粉菓子の魅力が広がりはじめています。目標は世界ですね!」と石原さん。おいしい、安心、そしてやさしさが詰まった米粉菓子の魅力は、今後も注目を集め続けるでしょう。

子どもや孫の世代へ豊かな未来をつなぐための取り組みが、少しずつ、けれど着実に広がっています

子どもや孫の世代へ豊かな未来をつなぐための取り組みが、少しずつ、けれど着実に広がっています

C’est du nanan (セ・デュ・ナナン)

C’est du nanan (セ・デュ・ナナン)

PROFILE

設立年月
2014年5月
代表取締役
石原 智恵子
事業内容
米粉菓子の製造・販売、スペシャルティコーヒーの焙煎・販売

CONTACT

住所
大分県宇佐市上高1454
TEL
0978-25-7769
FAX
0978-25-7769
メール
info@c-nanan.com
HP
https://www.c-nanan.com/

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