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株式会社G Japan foods

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株式会社G Japan foods -Mr.YONEZAWA from USA 株式会社G Japan foods -Mr.YONEZAWA from USA

宇佐にこの人あり!どんな依頼もこなす、OEMの達人株式会社G Japan foods [ 大分県宇佐市 ]

  • カテゴリ
  • 畜産食料品
  • 農産物加工

OEMを中心とした食品加工を手がけるG japan foods、観光農園、園内のレストランを運営。OEMには定評があり、地元の唐揚げ店だけでも常時5、6社の依頼をこなしています。

米沢観光園 3代目 米澤哲也さん

米沢観光園 3代目 米澤哲也さん

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OEM、観光農園、レストラン、3足のわらじをパワフルに履きこなす名物社長

昭和39年創業の米沢観光園。広大な敷地には農園だけでなく、重厚な造りのお食事処、食品加工工場が点在しています。

「農園のお客様にもっと楽しんでもらうためにレストランをオープンしたのが平成元年。次にお土産がほしいというご要望に合わせて真空パックのお土産をつくりました。これが食品加工のはじまりです。これがえっと、いつだったかな (笑)」。茶目っ気たっぷりに話すのは米沢観光園の3代目、米澤哲也さん。

モットーは“思いついたら即行動”、“チャンスが落ちている場所には全て行く”。27歳で農園を継いで以来、驚き行動力で新しい道を開拓してきました。現在はOEM中心の食品加工を手がけるG japan foods、ぶどうの観光農園、お食事処という3足のわらじをパワフルに履きこなしています。
そんなわらじの中でも県内外の企業から一際注目を集めているのがOEM。宣伝活動、営業活動は一切していないにも関わらず、依頼が後を断ちません。

昭和39年創業の米沢観光園。広大な敷地には農園だけでなく、重厚な造りのお食事処、食品加工工場が点在

昭和39年創業の米沢観光園。広大な敷地には農園だけでなく、重厚な造りのお食事処、食品加工工場が点在

平成元年にオープンしたレストラン

平成元年にオープンしたレストラン

OEMのモットーは「利益より人助け」「共に繁栄」

細々と自社のお土産物をつくっていた米澤さんが本格的に食品加工の道に入ったのは2006年。食べるラー油の製造を依頼されたのがきっかけ。「実は食品加工の知識なんてなかったんですよ。お土産も真空にすればいいだろうって、そんな感覚(笑)。でもお願いされたからにはきちんとしたカタチで叶えてあげたいじゃないですか」。

元々人助けが大好きで、探究心、好奇心も人一倍強い米澤さん。依頼主の希望を叶えるために、独学で食品加工について学ぶ一方、元大手食品メーカーに勤めていた「食のことで分からないことはない」と豪語する友人に師事し、メキメキと腕を上げていきました。

米澤さんが支持される理由の一つが、当初から貫き通している依頼主の要望を最大限に叶えようとする姿勢。当たり前のようですが、米澤さんは食材、製法、時間、量…どんな要望も拒むことはありません。たとえそれが自身の利益を損なうことになっても、です。
「例えば、他ではある程度量がないと受けないものも、うちは少量から受けます。売れるかどうか分からないのに無理強いなんてできません。今は利益が出なくもいい、いつか儲けさせてください、そんなスタンスでやっています」。
オープンまで時間がないといわれれば寝る間を惜しんで急ぎ、どこどこの食材がいいと希望が出ればその食材を求めて奔走する。そのバイタリティは誰とも比較できるものではありません。唐揚げで使うブラジル産の鶏肉が国内で入手困難になった時は、最終的にブラジルまで飛び、輸入したというから驚かされます。

米澤さんが支持される理由の一つが、当初から貫き通している依頼主の要望を最大限に叶えようとする姿勢

米澤さんが支持される理由の一つが、当初から貫き通している依頼主の要望を最大限に叶えようとする姿勢

魚以外は全てOK!OEMの幅広い実績

OEMに関しては“断らない”スタンスも徹底。「魚と肉は菌が違うから、魚だけはまだ受けていません。でもそれ以外は全部大丈夫。うちで受けられない量の依頼は仲間内のグループに回すから、基本的に断ることはないかな」。
実績をあげればキリがありません。地元の唐揚げ店複数、人気居酒屋の鶏珍味、天丼が有名なお食事処のたたきやとり天、大手弁当チェーンのチキンカツやハンバーグ、焼肉のタレ、県産ブランド野菜を使った調味料…。「数は覚えてないよ」と笑いますが、県下各地に手がけた商品がある、と聞けば否応なしにそのすごさが伝わってきます。

レストランの看板メニューであり、お土産としても絶大な人気を誇る鶏の炭火焼き、特製のタレにじっくり漬け込んだクリスマス用ローストチキンなど、数は多くありませんが自社製品も好評。
「ローストチキンは10年以上、郵便局のクリスマスのカタログギフトに採用してもらっています。全国からたくさんの応募がくる中で、よくもまぁ、田舎の片隅のうちみたいな企業が採用されたなって。普通ありえないですよね」自虐を交えながら、ユーモアたっぷりに話す米澤さん。製法のこだわりを聞けば「鶏は九州産。炭火焼きのタレは3年かけて開発しました。ローストビーフのタレは…なんか適当に」とさらり。売れている、採用されている、そして何より美味しい。それ以上の答えは必要ないのかもしれません。

レストランの看板メニューであり、お土産としても絶大な人気を誇る鶏の炭火焼き、特製のタレにじっくり漬け込んだクリスマス用ローストチキンなど

レストランの看板メニューであり、お土産としても絶大な人気を誇る鶏の炭火焼き、特製のタレにじっくり漬け込んだクリスマス用ローストチキンなど

数は多くありませんが自社製品も好評

数は多くありませんが自社製品も好評

チャンスがあれば即実行、で実現目前。冷凍寿司の輸出事業

米澤さんが2019年から取り組んでいる新たな事業が解凍するだけで美味しく食べられる冷凍寿司の輸出事業。なぜいきなり寿司で、しかも輸出なのかというと…。「ブラジル産の鶏肉が不足したときに自分で輸入したんですが、それがもうね、めちゃくちゃ大変だったんですよ。普通は商社がやるようなことですから当たり前ですよね。この書類がない、ここが抜けている、あーだこーだと、問題が山積み。でもそれが面白かった。困難を潰して、乗り越えるのが楽しくてたまらなかったんです」と米澤さんらしい少々ぶっ飛んだ答え。元々海外が好きだったということもあり、そこから輸出事業を真剣に考えるようになったといいます。

最初に輸出を考えたのが家業でもあるぶどう。しかし、国も、時期も、量も制限があるぶどうは、商売としてはうまくない。そこで次に閃いたのが日本の伝統食である寿司。「ちょうどその頃、食品加工機械の展示会に行ったら特殊冷凍のいい機械があって、ピピピと全部繋がったんです」。思い立ったら即行動の米澤さん。「チャンスがある場所には全て行く」とばかりに、会員になっていたジェトロ(日本貿易振興機構)が世界各地で開催する展示会・商談会に片っぱしから参加。特殊冷凍寿司の売り込みを開始しました。

現在は新型コロナウイルスの影響で輸出事業は一時ストップしていますが、何もせず手をこまねいている米澤さんではありません。「日出町の老舗寿司店で寿司の修行をさせてもらっています。寿司を知らないと営業できませんから。大将について毎朝市場まで行き、魚の目利きも勉強しているんですよ。魚の捌き方は結構上達したかな」。
そういって見せてくれたのは、まるで料亭?と見紛うような豪華な活き造りの写真。行動力もそうですが、未経験の分野をカタチにしてしまうパワーに驚かされます。

「ブラジルで鶏肉の輸入をした頃に食品加工部門を独立させ、G japan foodsを設立しました。Gは頑張れ日本、グレート、グットなどいろんな意味がこもっています。コロナがおさまったら特殊冷凍寿司を商品化して海外に売り込む予定です。寿司専門の工場もつくりたいですね」。
現在、加工工場は2箇所目の稼働準備中。加熱工場、カットやタレ漬けなどの作業工場に分ける予定ですが、そこにお寿司の専門工場が加わる日もそう遠くなさそうです。

最初に輸出を考えたのが家業でもあるぶどう

最初に輸出を考えたのが家業でもあるぶどう

現在は新型コロナウイルスの影響で輸出事業は一時ストップしていますが、日出町の老舗寿司店で寿司の修行中

現在は新型コロナウイルスの影響で輸出事業は一時ストップしていますが、日出町の老舗寿司店で寿司の修行中

ブラジルで鶏肉の輸入をした頃に食品加工部門を独立させ、G japan foodsを設立

ブラジルで鶏肉の輸入をした頃に食品加工部門を独立させ、G japan foodsを設立

株式会社G Japan foods

株式会社G Japan foods

PROFILE

設立年月
1996年12月
代表取締役
米澤 哲也
事業内容
食肉・農産物加工

CONTACT

住所
大分県宇佐市四日市3590番地
TEL
0978-32-0709
FAX
0978-33-0293

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