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株式会社かまえ直送活き粋船団

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株式会社かまえ直送活き粋船団-サーファー、ブリを捌く。#骨まで愛して 株式会社かまえ直送活き粋船団-サーファー、ブリを捌く。#骨まで愛して

蒲江で獲れる新鮮な魚を骨までおいしく調理株式会社かまえ直送活き粋船団 [ 大分県佐伯市 ]

  • カテゴリ
  • 水産食料品

看板商品は、「全国ご当地どんぶり選手権」で4位を獲得した「がんこ漁師の熱めし」。他にも骨まで柔らかく煮込んだ「あら煮」や、鯛の茶漬け、さざえの炊き込みご飯など、地元で捕れた鮮魚の加工や販売を行うほか、魚加工の商品開発にも意欲的に取り組んでいます。

代表取締役社長 村松裕介さん

代表取締役社長 村松裕介さん

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海ではサーファー、陸ではブリ職人

大分県佐伯市蒲江は、年間を通してさまざまな魚が獲れる漁の町。天然魚の種類もとても豊富なのですが、実はブリの養殖も盛んで、技術も出荷量も全国トップレベルです。最近では、「美人ブリ」や「かぼすブリ」など、さまざまなブランドブリも生まれています。

そんな蒲江で16年前、「できるだけ多くの人に魚を食べる喜びを知ってもらいたい」と、地元の漁師や養殖業に携わる方々の共同出資で誕生したのが、『かまえ活き粋船団』。地元のブリを使った加工や販売を行い始めました。旗振り役となったのは、ブリの養殖業を営んでいた村松和也さん。お祭りやイベントなどでは、商品の販売だけでなくブリの解体ショーなども行い、食育などにも積極的に取り組みました。そんな村松さんの後を引き継いだのが、息子の村松裕介さん。
以前は料理人でしたが、『かまえ直送活き粋船団』でブリの加工を任され、6年前、代表を引き継ぎました。今では、地元でハマチ養殖を行う後輩から、値段の付け方や加工についても相談されるほどのブリや魚加工のプロに。と同時に、日に焼けた肌が眩しい、サーファーでもあります。海では波を、陸の加工場ではブリを華麗にさばきながら、地元の海と切り離せない毎日を送っています。

年間を通してさまざまな魚が獲れる漁の町、大分県佐伯市蒲江

年間を通してさまざまな魚が獲れる漁の町、大分県佐伯市蒲江

地元の漁師めしを全国へ

そんな『かまえ直送活き粋船団』が最初に取り組んだ加工品であり、看板商品でもあるのが「がんこ漁師の熱めし」。「熱(あつ)めし」とは、ブリなどの魚を醤油などのタレに浸け、ご飯の上にのせたどんぶりです。元々は、漁師が船の上で食べていたまかないめしで、まだ漁に出る船に冷蔵庫がなかった頃、たくさん魚が獲れて賄い用の刺身が余った時に塩分濃度の高い醤油漬けにして保存食にしたのが始まり。大分県内には、同じように刺身をタレ漬けにした「りゅうきゅう」という郷土料理がありますが、佐伯市内でも蒲江や鶴見、米水津など南部の漁業が盛んな地域では「りゅうきゅう」と呼ばれる食べ物はなかったんだそう。その代わり、「あつめし」は一般家庭でもよく食べられているメニューでした。

そんな、佐伯市でも南部の漁師町に伝わる料理だった「あつめし」用の刺身のタレ漬けを、真空パックにして冷凍。いつでもどこでも味わえるように商品化すると、自社サイトのほか地元のデパートでの販売も始まり、全国の催事にも出かけるようになります。今では大分県内でも広く知られるようになり、数年前には、「全国ご当地どんぶり選手権」で4位を獲得するまでに。販路も知名度も全国区へ広がりました。

骨までおいしく食べられる、食卓が賑わう一品を

また、「ブリをたくさん食べてもらいたい!」という思いから続けているのが、「あつめし」などに使う刺身用の身の部分だけではなく、頭などのアラまですべてを商品にすること。創業当初からレトルト加工用の釜を導入していました。圧力をかけて加熱調理し、ブリのアラの部分を骨まで食べられるように調理。一時は「骨まで愛して」というシリーズで商品数も増やしましたが、裕介さんに代替わりしてからは、味にもよりこだわった、厳選した商品作りに着手しました。現在の主力商品は、「ぶりのあら煮」
和食の基本レシピを応用し、ブリ自体の旨みを活かしながら、少し濃いめの味付けに変更。ごはんにもよく合い、お酒のアテにもぴったりの味に仕上げています。「味噌煮」や、大分の特産品であるカボスで風味付けし、余計な味を加えずブリそのもののおいしさを味わえる「塩カボス煮」も、骨まで食べられる自慢の味。
現在は、1人用にちょうどいいパッケージも製作中で、味にこだわるのはもちろんですが、「贈答用ではなく、家庭でも食べてほしい」と、値段設定にも気を配っています。「値段と味と。自分が、次も買いたいなと思える商品づくりを心がけています」。

1人用にちょうどいいパッケージも製作中

1人用にちょうどいいパッケージも製作中

裕介さんに代替わりしてからは、味にもよりこだわった、厳選した商品作りに着手

裕介さんに代替わりしてからは、味にもよりこだわった、厳選した商品作りに着手

加工から新商品開発まで、魚のことはなんでもお任せ

「ぶりのあら煮」などの既存商品を、依頼する企業や店舗に合わせたアレンジをして商品化することも可能で、「うちの塩麹を使って味付けしてほしい」、「ショウガは使わないでほしい」、「もう少し味の濃いものを」などのオーダーにも応えてきました。
蒲江のブリを使った商品だけでなく、「この鯛を使った新商品を」という素材から提供されるOEMも受け付けています。元が料理人の裕介さんですから、そんな時も味や食感にまでこだわり、妥協はありません。何度も試作を重ね、オーダーに合わせた味わいで商品化を目指します。現在は、地元デパートからの依頼で、大分県のブランド魚、関あじ・関さばの商品や、地元の道の駅や物産館などからの依頼による商品なども製造。大分県内でもコラボレーション事例が増えてきました。

現在の社員は、裕介さんを含め3名。珍しい提案や小規模のOEMにも対応できるのは、この少数精鋭で仕事を進めているからこそ。地元で養殖したブリやハマチを、スーパーや小売店向けに三枚おろしにする加工も続けています。だから、魚加工ならお任せ。ブリ加工で培った魚加工の技術と、OEMの細かい要望にも応えてきた開発力、そして料理人の経験と腕で、これからも期待に応え続けます。

何度も試作を重ね、オーダーに合わせた味わいで商品化を目指す

何度も試作を重ね、オーダーに合わせた味わいで商品化を目指す

大分県内でもコラボレーション事例が増えてきた

大分県内でもコラボレーション事例が増えてきた

株式会社 かまえ直送活き粋船団

株式会社かまえ直送活き粋船団

PROFILE

設立年月
2005年11月
代表取締役
村松 裕介

CONTACT

住所
大分県佐伯市蒲江大字西野浦1637-3
TEL
0972-43-3515
FAX
0972-43-3514
メール
ikiiki@saiki.tv
HP
https://www.ikiiki-saiki.jp/

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