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株式会社サンヨーコーヒーフーズ
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株式会社サンヨーコーヒーフーズ-「あのおやき、また食べたいね」 株式会社サンヨーコーヒーフーズ-「あのおやき、また食べたいね」

地元自慢の食材を包んだ『湯布院おやき』を新名物に株式会社サンヨーコーヒーフーズ [ 大分県別府市 ]

  • カテゴリ
  • 茶•コーヒー•酒類飲料
  • その他食品関連事業

業務用コーヒーや食品の製造販売をメインに、飲食店のサポーターとして業界を支えている企業。コロナ禍で厳しい状況が続く観光地・湯布院で、2020年9月から新たに“おやき”の製造販売をはじめました。消費者のニーズをダイレクトに受け止めながら、湯布院の新名物として確立させようとしています。

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戦後の経済成長とともに、米国の食文化を別府へ

「株式会社サンヨーコーヒーフーズ」は、自家焙煎コーヒーの製造をメインに、業務用食品の製造も行っています。大分県内外の旅館、ホテル、カフェなどの飲食業界を支える企業として発展してきました。

横浜出身の創業者は英語が堪能で、通訳として別府へ。戦後間もない1948年、別府公園の近くにアメリカの進駐軍が滞在していたことから、日本人にはまだなじみのなかったコーヒー、チョコレート、缶詰などを調達して地域の人に販売する『三洋珈琲商店』を開店しました。店内ではコーヒーの提供もしていたそうで、その後の高度経済成長とともにコーヒー文化が一般市民にも浸透。「喫茶店というスタイルは、別府市でも先駆けだったと思います」と小間喜社長。別府市民なら、「初めてコーヒーを飲んだ喫茶店がココ」という人も少なくないのかもしれません。

『自社製造』だからできる、こだわりの味への追求心

「やはり専門店としてはコーヒーにこだわりがあります。コーヒーも食事の一部としてこだわる飲食店さんが増えるとうれしいですね」と小間喜社長。ブラジル、グアテマラ、ニカラグアなどの契約農園から仕入れた新鮮な豆を、専門の焙煎士が丁寧に焙煎。こだわりの製法と職人技によって最高の一杯を追求し続けています。原点であるコーヒーへの情熱は食品へと派生し、『食で地域を豊かにしたい』という思いから、業務用食品の製造へと派生していきました。

同社の強みは、70年を越える歴史の中で培ってきた製造ノウハウと、常にアップデートを続けている高い技術です。近年では『3D冷結機』を導入。食材の組織を壊さずに瞬間冷凍することで、解凍してもドリップなどが出ず、つくりたてのおいしさをキープできるすぐれもの。冷凍販売を必要とするギフトをはじめ、人手不足によって販売中止を余儀なくされているホテルや旅館からの『おせち』の製造依頼も増えているといいます。料理人の思いやこだわりを最大限に表現する商品を完成させて、多くの信頼を獲得。県内外の旅館やホテル、飲食店などのさまざまな要望に応えています。PB、ODM、OEMなど、用途に合わせた商品づくりも可能です。

食材が豊富な大分・九州だからこそつくれる“湯布院おやき”を開発

商店からスタートしたという歴史背景からも、消費者と直接つながる対面での商品販売も大切な事業のひとつです。自家焙煎コーヒーをメインに食事やスイーツを提供する『KIHEI CAFE』は現在大分県内に2店舗、グループ企業の極東ファディ株式会社が運営するコーヒーと食品の店『CAFÉ FADIE’S』は九州・山口・関東に29店舗を展開しています。
新形態として2020年9月にリニューアルオープンした『湯布院長寿畑』は、できたての“おやき”を販売する店。湯布院の観光メイン通り“湯の坪街道”に店を構えています。

「リニューアルする前は、観光地ならではのいわゆる“売れる商品”という視点でつくったものを販売していました。しかしコロナ禍でインバウンド消費も減少し、観光地での商売とはどうあるべきかを改めて見直したんです」。観光客の視点に立ち返り、「湯布院で食べた、あの味が忘れられない」と、旅の思い出になるような逸品を提供したい―。そこで注目したのが“おやき”でした。

信州の郷土料理をなぜ湯布院で?これには、子どもからお年寄りまで誰もが食べられて、手頃な価格で提供できるという点がありました。また、いろいろな食材を具材にできることから、九州・大分という地方だからこそ味わえる豊かな食材をPRできることも大きな理由。食べ歩きという観光地ならではの楽しみ方にもぴったりです。

具材には、大分県産豚肉を使った角煮、大分名物『鶏めし』の味を再現した甘辛鶏ごぼう、九州産椎茸を加えた卯の花と、大分・九州産の食材をたっぷり使用しています。
また、生地には九州産小麦『チクゴイズミ』を豆乳で練り上げることで、もちもちの食感を実現。注文を受けてから客前の鉄板で焼き上げ、カリッとできたての香ばしいおやきを提供しています。

「手軽に買えるおやきを通じて大分や九州の食材を知ってもらうきっかけにしたいんです」というように、小さなおやきの中には生産者と作り手の思いがぎゅっとつまっています。

2020年9月にリニューアルオープンした『湯布院長寿畑』

2020年9月にリニューアルオープンした『湯布院長寿畑』

食べ歩きという観光地ならではの楽しみ方にもぴったりな“おやき”

食べ歩きという観光地ならではの楽しみ方にもぴったりな“おやき”

しいたけ入り卯の花のおやき

しいたけ入り卯の花のおやき

生地には九州産小麦『チクゴイズミ』を豆乳で練り上げることで、もちもちの食感を実現

生地には九州産小麦『チクゴイズミ』を豆乳で練り上げることで、もちもちの食感を実現

注文を受けてから客前の鉄板で焼き上げ、カリッとできたての香ばしいおやきを提供

注文を受けてから客前の鉄板で焼き上げ、カリッとできたての香ばしいおやきを提供

全国に誇る観光地『湯布院』から発信するグルメの新名物を

全国各地から観光客が訪れる湯布院だからこそ、消費者による全国への発信力にも期待を寄せています。「湯布院といえば温泉というイメージが強いと思います。おやきが新名物として浸透して、あの味をまた食べたいから湯布院に行きたい!と思ってもらえると嬉しいですね」。

食べた人にとって旅の思い出になるような記憶に残る味を追求し、湯布院、大分、九州のおいしい食材を知るきっかけになる新名物へ。湯布院おやきの知名度アップと同時に、使用している食材の消費拡大につなげることが最大の目標です。

同社が持つ製造や冷凍の技術も、全国へと発信する上で大きな武器。できたての味と同じクオリティを実現するため、研究を重ねています。豊かな食を通じてたくさんの人を笑顔にするために。創業の原点を貫き続ける老舗企業の情熱が、地元を盛り上げてくれるはずです。

食べた人にとって旅の思い出になるような記憶に残る味を追求

食べた人にとって旅の思い出になるような記憶に残る味を追求

湯布院、大分、九州のおいしい食材を知るきっかけになる新名物へ

湯布院、大分、九州のおいしい食材を知るきっかけになる新名物へ

株式会社サンヨーコーヒーフーズ

株式会社サンヨーコーヒーフーズ

PROFILE

設立年月
1948年9月
代表取締役
会長 秋本 修治/社長 小間喜 広通
事業内容
自家焙煎コーヒー製造・卸売・小売、業務用食品製造・卸売・小売、カフェ運営

CONTACT

住所
大分県別府市石垣東7-8-2
TEL
0977-22-5181
FAX
0977-22-1134
メール
sanyocoffee@me.com
HP
https://www.sanyocoffee.com/

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